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東大生たちが考える、ゲームと勉強の向き合い方【2】

【GAMERS LIFE】東大生たちが考える、ゲームと勉強の向き合い方【2】

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「東大LoLサークル」ロングインタビュー2

勝つことが正義、でも勝敗の結果だけではなく、プロセスを大事にする

── 今の「東大LoLサークル」の人数は?

KamesaN:「東大LoLサークル」は、全員で100人くらいです。オンラインのアクティブ人数は、30人くらいですね。

── みなさんの入部のきっかけは?

Vashyron:僕は、割と特殊です。ある意味引き抜きというか(笑)。

KamesaN:ツイッターで大会に出たいとつぶやいているのを見て、「東大LoLサークルに来ないか」と誘ったら、入部してくれました。

Vashyron:「東大LoLサークル」に誘われた時、僕は「東大LoLサークル」と関西方面の大学サークルに誘われていて、もともと入っていたサークルもありました。

2017年に、日本の学生チームで一番強かった「東大LoLサークル」が、なぜ僕を引き抜きにかかるのかと不思議に思いましたね。僕は、興味が湧いて「東大LoLサークル」に入部しました。

orenokati:僕は、「All Campus Series」で優勝したと聞き、東大にLoLサークルがあるんだと知りました

KamesaN:けっこうインパクト大きかったんだね。

orenokati:インパクト大きかったよ。「東大LoLサークル」に入るまでは、1人で「LoL」を遊んでいました。

KamesaN:「All Campus Series」で優勝するまでは、「東大LoLサークル」の知名度が低かったから仕方がないね。

pureheart player:僕は、2017年12月に「東大LoLサークル」に入部しました。「東大LoLサークル」のツイッターに僕のアカウントがフォローされていたので、僕から連絡をして入部しました。

── 「東大LoLサークル」のリーダーは、「KamesaN」さんですが、どのようにして決まったのですか?

KamesaN:2017年の「東京LoLサークル」の忘年会で、日本のRiot Games社の人から「KamesaNさん、2018年のリーダーよろしくね」と言われて決まりました(笑)。

pureheart player:「東京LoLサークル」前リーダーの「shu8」さん※25から、根回しがあったのかな?

KamesaN:根回しがあったかは分からないけれど、僕はいろいろなオフ会に顔を出していたし、2017年の忘年会も主催していたことがリーダーを頼まれた理由だと思う。

前リーダーの「shu8」さんと僕は、学年が一緒なので、一学年下の世代にリーダーを任せても良いとは思いましたが、Riot Games社の人からも言われたので、あまり悩むこともなくリーダーを引き受けましたね。

── 「shu8」さんが、リーダーを退いたのには理由があるんですか?

KamesaN:僕ら「東大LoLサークル」は、サークルを長く存続させるため、1年ごとにリーダーを変えるのが一番良いことだと考えているからです。

サークルを立ち上げた人は行動力があるので、初代リーダーが何年もリーダーをやると、次にサークルリーダーに就任した人がどのようにサークルを運営していいか分からず、サークルの存続が危ぶまれることもしばしばです。

1年ごとにリーダーが変わるのであれば、組織として引き継ぎをしながらサークルのルールを作っていけるので、長く存続しやすいと思います。

── 「東大LoLサークル」に入って良かったことは?

orenokati:僕は、ずっと1人で「LoL」をやっていたので、友達と話しながら「LoL」で遊べるのは本当に楽しいです。5対5でやるゲームならではの楽しみ方だと思います。

以前の僕は、ゲームで遊んでいる人に対して、「コミュニケーションを取るのが難しいのではないか」という偏見があったのですが、「東大LoLサークル」のオフ会で会って話してみると、とても明るくて気さくな人たちばかりでした

今まで僕の周りには、「LoL」の話を出来る友達がいなかったので、今の環境が本当に楽しいです。

pureheart player:僕が「東大LoLサークル」に入って良かったことは、「Halbida」さんとの出会いです。「Halbida」さんは、すごく向上心があって、チームで一緒にプレイしていても、ゲーム内順位を上げることを競っていても、張り合いがあります。

Halbida:そういえば、2人で競っていましたね(笑)。

pureheart player:僕と「Halbida」さんで、どちらが先にチャレンジャーに上がれるかを競っていました。

Halbida:もともと僕の方がゲーム内順位は高かったので、負けることはないだろうと思って、僕から勝負を持ちかけました。そうしたところ、「pureheart player」さんは、どんどんゲーム内順位を上げていくので、正直僕は焦りましたね(笑)。

pureheart player:他にも僕は、「東京LoLサークル」に入って良かったことがあります。

僕は、「LoL」で1日に2回くらい負けると、心が折れてしまい、その日は「LoL」をやらなくなるタイプでした。そのため、練習時間が思うように伸びず、勝ち越してゲーム内順位を上げることが出来ていませんでした。

でも、「東大LoLサークル」では、サークルメンバー全員が勝利へのモチベーションが高いので、負けても勝ち越すまでやり続けます。

僕は、サークルメンバーと一緒に「LoL」をやることで、みんなのモチベーションの高さに影響されていきました。

その後、僕は1日に何度もプレイをして勝ち越せるようになり、ゲーム内順位も伸びるようになりました。

Vashyron:僕は、「東大LoLサークル」の活動頻度と練習のやり方などが良いと思いました。

僕は「LoL」大学リーグの実況もやっていて、各学生チームの情報が入ってくる立場でもありますが、意外とチームで活動しているサークルは少ないのが現状です。

ゲーム大会に出場すると決まってから、サークル内で突発的にチームを組んで、少し練習して出場するチームが多い中、「東大LoLサークル」は、事前にチームを組み、時間をかけて練習し、試合前には対戦相手の分析をしながら作戦も立てています

── チームの活動頻度はどのくらいですか?

Vashyron:ゲーム大会出場直前は、週に2〜3回、1回につき5時間くらい練習しています。

── どのような練習をしているのですか?

Vashyron:2017年に「All Campus Series」で優勝したメンバーの1人、「shu8」さんに指導してもらっています。

Halbida:指導はかなり厳しいですが、教えてくれる内容が具体的なので、分かりやすいです。

Vashyron:また、「東大LoLサークル」は試合前の作戦会議が、他のチームよりも長いことも特徴の1つです。

pureheart player:「東大LoLサークル」の作戦会議では、事前に試合の流れを決めていて、試合でもその通りの勝ち方を意識しています。

試合後は、勝ったかどうかではなく、計画していた通りの流れを、どの程度実行できたかを評価しています。

orenokati:なし崩しに勝つと、「shu8」さんから怒られるんです。「いい加減にやったでしょ」と。

Vashyron:試合後の反省会では、「試合中のこの場面で、臨機応変に対応したのは良かったけれど、なぜ計画通りに進められなかったのか」ということを話し合いますね。

Halbida:そのため、練習していないチャンピオン構成には絶対にしないです。

Vashyron:メインで使っているチャンピオンを対戦相手にBAN※26された時のために、メインで使っているチャンピオンに近い役割のチャンピオンも練習しています。

── 2017年は「All Campus Series」で優勝していますが、2018年の「All Campus Series」のような学生対抗戦は、この5人で戦うのでしょうか?

KamesaN:2018年も公式が主催する学生対抗戦があるとすれば、「東大LoLサークル」から出場するのが、この5人とは限らないです。

今は新入生歓迎会の時期なので、これから新入生も入ってきます。僕らよりも強い人が入ってきて、チームでの活動を希望するなら、2018年も公式の学生対抗戦で優勝を狙えるのではないかと考えています。

2017年に優勝したチームの中には、チーム全員が強くないとゲーム大会に出場したくないという人もいたので、やっぱり「東大LoLサークル」としてゲーム大会に出場するからには、勝ちたい気持ちが強いですね。

(※もちろん、「LoL」ゲーム内順位関係なしにゲーム大会に出たい人が、気軽にゲーム大会に出場できるようにしたいです。それとは別に、優勝を目指すためのチーム作りについての話です。── 「KamesaN」さん後日談)

orenokati:競技としてやる以上は、優勝できるメンバーを揃えたいですね。

KamesaN:公式の学生対抗戦に出場するなら最強メンバーで出場する、という基本スタンスが「東大LoLサークル」にはあります。

Halbida:なので、大会出場メンバーは簡単に変わります。

2018年秋にあると思われる公式の学生対抗戦は、どこの学校も一番強いメンバーで出場すると思うので、「東大LoLサークル」も一番強いメンバーで出場します。

── ちなみに、2017年「東大LoLサークル」が優勝したことで、この5人で出場する時には、プレッシャーや緊張はありますか?

KamesaN:もちろん、プレッシャーも緊張もあります。少し前にゲーム大会にこのチームで出場したのですが、僕はとても緊張しました。

ただ、僕の場合、2017年の「東大LoLサークル」が優勝したから、そのプレッシャーで緊張していたわけではなく、僕はみんなよりも「LoL」のゲーム内順位が低いので、「みんなの足を引っ張らないようにしないと」というプレッシャーを感じて緊張していました。

Vashyron:「KamesaN」さんと「Halbida」さんは、露骨に緊張していました。僕は今までスポーツやってきて、人前に出る経験があったので、あまり緊張はしていなかったです。

Halbida:僕は、かなり緊張していました。

Vashyron:「Halbida」さんは、緊張して硬くなっていたからか、試合中に対戦相手を倒した時の喜び方がすごかったですね(笑)。

Halbida:僕の近くに対戦相手の2人のチャンピオンが来て、どちらも倒すという場面があったのですが、倒した瞬間は、喜びのあまり叫んでいました(笑)。叫ぶことで、緊張をほぐしていたのだと思います(笑)。

orenokati:僕は、高校生の時に生徒会長をやっていて、人前に出る機会があったので、プレッシャーも緊張も感じていなかったですね。

ただ、試合となるとプレッシャーや緊張とは違う、ワクワク感のような気持ちの高ぶりは感じていました!

pureheart player:ゲーム大会の試合となると、いつもオンラインで遊んでいる「LoL」とは、一試合の勝敗の重みが違います。

ゲーム大会の場合は、負けると僕らのゲーム大会は終了してしまうので、僕は、一試合ごとにきちんと自分の持ち味を活かして勝つ、という使命感のようなものは感じます。

── 「東大LoLサークル」の活動で印象に残っていることはありますか?

KamesaN:今の「東大LoLサークル」は、Lab+Cafe※27で週に1回、オフラインでサークル活動が出来るようになっています。プロジェクターがあり、みんなが自由にお菓子などを持って来て、ゲームを楽しめる空間です。

そこに、「ツクモ」様からのご好意で、ゲーミングノートPCを貸していただきました。まさか、このような素晴らしいゲーム環境を提供していただけるとは思っていなかったので、本当に驚きでした。(2018年4月7日時点)

(「東大LoLサークル」のツイッターから引用。引用元URL:https://twitter.com/UTokyo_LoL/status/974536605313638400)

Halbida:さらに、Lab+Cafeの空間も広いので、とても使いやすいです。少し前に、Lab+Caféで「東大LoLサークル」が主催となり、「LoL」のパブリックビューイングを開催し、30人ほど集めることが出来ました。

「東京LoLサークル」のサークル活動は、あまりオフ会に来たことがない人でも楽しめる空間になってると思います。

Vashyron:インカレサークルなので、サークルメンバーが集まれる空間がほとんどない中、Lab+Cafeのような場所を借りられているのは大きいです。

── 新入生が入ってくる時期だと思いますが、どのような人に入ってきて欲しいですか?

一同:強い人。

KamesaN:それはその通り(笑)。

でも、「東大LoLサークル」では、これから「LoL」を始める人もたくさん入部して欲しいと思っています。大学から「LoL」を始めることで、日本の「LoL」競技人口も増やしていけたら嬉しいです。

2018年は、「東大LoLサークル」で初めて新入生歓迎会をします。「LoL」はオンラインだけでも出来ますが、一度オフラインで会えば、その後のオフラインのサークル活動にも気軽に来やすくなると考えています。

さらに、新入生には、週に一度Lab+Cafeで行われているサークル活動にも来てもらって、今後のサークル運営をしてくれる人たちが増えるといいと思います。

── 今後の「東大LoLサークル」の運営目標は?

KamesaN:「東大LoLサークル」は、人が増えてきたので、存続可能な組織体制にしていきたいです。

orenokati:今、「KamesaN」さんがサークルリーダー、新入生歓迎会の企画・運営、オフライン活動の場所の管理など、サークル運営の全てをやってくれています。

だから、一般的なサークルのように、係を作って、責任の分散をしていきたいですね。

KamesaN:まずは、組織として責任の分散、次にサークルの仕組み作りをやっていきたいです。

2年前に出来たサークルなので、2017年は目の前のやりたいことを全部やっていきました。なので、いろいろといい加減な部分もありました。

2018年は、1年間の大体の予定表とその時にやることを作っておき、後輩にその仕組みを継承していきたいですね。


次ページでは、ゲームから得たものと将来への向き合い方

▶東大生たちが考える、ゲームとの向き合い方【3】


※25 shu8さん:「東大LoLサークル」の初代リーダー。2017年「All Campus Series」で優勝した「東大LoLサークル」のチームメンバーの1人。

※26 BAN:対戦相手に対して使用禁止のチャンピオンを指示すること。BANしたチャンピオンは、双方のチームが使用することが出来ない。

※27 Lab+Cafe:学生が好きなことができる文京区本郷にあるブックカフェ。

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