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勝負の世界で生きてみたい、プロゲーマーになったきょうまの熱意

【GAMERS LIFE】勝負の世界で生きてみたい、プロゲーマーになったきょうまの熱意

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2018年、本格スマホカードバトル「シャドウバース」の公式HPで突然発表された「RAGE シャドウバース プロリーグ」※1(以下、プロリーグ)の発足とチームメンバーの募集。今回は「プロリーグ」に参戦している「レバンガ☆SAPPORO」所属、2018年「シャドウバース プレミアカップ」※2(以下、プレミアカップ)で優勝した「きょうま」選手にインタビューを敢行。幼少期からたしなんでいる、対戦ゲームへの熱意を聞いた。

プロフィール

レバンガ☆SAPPORO

株式会社北海道バスケットボールクラブが運営する日本のプロゲーミングチーム。サッポロビール株式会社がオフィシャルパートナーとしてスポンサードしている。2018年3月の「プロリーグ」発足と同時に、「シャドウバース」のプロチーム部門を設立し、活動を開始した。所属するチームメンバーは、「きょうま」選手、「Tatsuno」選手※3、「真春」選手※4、「さわさき」選手※5

「きょうま」選手

本格スマホカードバトル「シャドウバース」のプロゲーミングチーム「レバンガ☆SAPPORO」所属のプロゲーマー。「シャドウバース」で2018年に開催された「プレミアカップ」にて優勝を果たした。

幼少期から囲碁を得意としており、高校時代には全国大会出場を果たす腕前の持ち主。ゲームのジャンルを問わず、対戦ゲームが好き。
Twitter:https://twitter.com/gogojade

シャドウバースはどんなゲーム?

フォロワー、スペル、アミュレットという3種類40枚のカードでデッキを編成して戦う、デジタルトレーディングカードゲーム。

定期的に公式の大型大会が開催され、年に一度の世界大会も開催されている。2018年は「プロリーグ」の発足もあり、スマホゲーム業界の新しい形を作りあげようとしているゲームの1つだ。

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「きょうま」選手 ロングインタビュー

ずっと勝負の世界で生きてみたいと思っていた

── 小さい頃はどのような少年でしたか?

きょうま:僕は、小学生の頃からゲームが大好きで、スーパーファミコン※6やNINTENDO64※7で遊んでいました。

僕の家に友達を呼んで、4〜5人で「大乱闘スマッシュブラザーズ」※8や「マリオカート」※9で遊んでいました。その頃からカードゲームでも遊んでいましたね。

── 「きょうま」選手が、特に影響を受けたゲームはありますか?

きょうま:テレビゲームとは違いますが、僕は小学生低学年の頃に、祖父から囲碁を教わりました。高校・大学では、部活動に入り本格的に囲碁を続けていました。

── 「シャドウバース」は、いつ頃からやり始めたんですか?

きょうま:「シャドウバース」を始めたのは、リリース当初からで、大学の囲碁部の後輩から教えられたことがきっかけです。

── 2018年の「プレミアカップ」では優勝していますね。ゲーム大会にはいつ頃から出場し始めたのですか?

きょうま:僕は、「シャドウバース」がリリースされて1年は、ゲーム大会に出場したことはありませんでした。でも、2017年9月の「RAGE※10 Vol.5」を皮切りに「RAGE 2017 winter」、「プレミアカップ」と続けてゲーム大会に出場するようになりました。

── ゲーム大会に出場しようと思ったきっかけは?

きょうま:大会に出場していなかった約1年間、「シャドウバース」をやり込んできたので、腕試しをしてみようと思ったのがきっかけです。

2016年9月に開催された「RAGE Vol.3」で「シャドウバース」が競技種目として採用された時は、自分に実力がなかったので、ゲーム大会には出場していませんでした。

でも、1年後の2017年9月に開催された「RAGE Vol.5」では、自分のプレイングにも自信を持って、ゲーム大会への出場を決めました。

── 「プレミアカップ」で優勝をした後、周囲の環境は変化しましたか?

きょうま:僕が「プレミアカップ」で優勝した当日に、ツイッターで1000人の「シャドウバース」ユーザーにフォローをされたので、びっくりしました。

さらに、「プレミアカップ」で優勝した実績が認められたからか、僕はプロゲーマーになることができました。

僕は「プレミアカップ」で優勝していなかったら、絶対にプロゲーマーになれていないので、全ての出来事がつながっていると思うと、感慨深いものがありますね。

── 今後、仕事とプロゲーマーは両立していく予定ですか?それとも、プロゲーマー専業ですか?

きょうま:僕は、今までCADの仕事をしていましたが、プロゲーマー専業になることにしました。プロゲーマーを副業にしてしまうと、練習時間の確保が厳しくなってしまうためです。

また、ゲームを知らない人やプロゲーマーのことを知らない人からすると、プロゲーマーは片手間のように見えるかもしれません。

でも、どんなスポーツのプロでも同じだと思いますが、片手間だと勝てないのが勝負の世界だと思います。

当たり前のように、一日中「シャドウバース」をやっている人がいる中で戦わなくてはいけないので、僕はプロゲーマーとして「シャドウバース」に全力を尽くしていきたいと思っています。

特に、「プロリーグ」では2Pick※11が採用されました。2Pickは、その場でデッキを構築して対戦をするルールなので、判断能力が問われます。その場で正しい判断が出来るよう、2Pickの練習には時間をかけて強くなりたいと思います。

── 今まで、プロゲーマーになろうと考えたことはありましたか?

きょうま:僕は、大学生までずっと囲碁をやっていて、プロ棋士になりたいと考えていました。高校の時に、僕は囲碁の全国大会にも出場しましたが、少し実力不足でプロ棋士にはなれませんでした。

でも、僕はずっと勝負の世界で生きてみたいと思っていたんです。ちょうど僕の好きな「シャドウバース」の「プロリーグ」が発足されると聞いて、「絶対にプロゲーマーになりたい!」と考えるようになりました。

── 「シャドウバース」と囲碁は、似ている部分はありますか?

きょうま:「シャドウバース」と囲碁は、自分と相手の状況を確認し、先を読む部分は似ていますね。

また、「シャドウバース」も囲碁も、1戦が長時間に及ぶこともあるので、囲碁で培った集中力は「シャドウバース」でも活かせると思います。

── 今回、「レバンガ☆SAPPORO」に応募した理由は?

きょうま:「レバンガ☆SAPPORO」は、勝利を追い求める姿勢やプロとしての言動を重んじていて、一番自分に合うと思い、応募しました。

── プロゲーマーの選考過程で気をつけていたことはありますか?

きょうま:実は、僕は一次募集で不合格で、二次募集で合格しました。

一次募集の時は、エントリーシートにCADの仕事を辞めてプロゲーマー専業になる、と書かなかったので、不合格だったのかと思いました。

そこで、二次募集では一次募集の結果を踏まえて、エントリーシートにプロゲーマー専業になることを書きました。その後、「レバンガ☆SAPPORO」のマネージャーと面接をして合格をもらいました。とても嬉しかったです!

── プロゲーマーになることについて、周りの人たちはどのような反応でしたか?

きょうま:職場の上司は、あまり賛成していませんでした。まだ世の中でeスポーツが認知されていないこともあり、僕が「プロゲーマーになります」と言っても、特に年配の人たちからは「プロゲーマーって何?」という反応でした。

その時、僕らプロゲーマーに求められている仕事は、「様々な世代に向けたプロゲーマーの認知度向上なのだろう」と思いましたね。

逆に、同世代の友達は応援してくれました。プロゲーマーになることが決まってから、僕は忙しい日々を過ごしていて友達とあまり会えていませんが、それでも応援してくれるのは、嬉しいことです。

この4人で一致団結してやっていく

── 「レバンガ☆SAPPORO」に所属した3人は、どのような印象でしたか?

きょうま:3人ともツイッターで名前は知っていましたが、チームに所属が決まってから初めて会いました。実際に会ってみると、すごく話しやすくて優しい印象でしたね。

── 4人で役割分担はしていますか?

きょうま:「プロリーグ」に参戦している他の3チームであれば、2Pickに特化した選手がいると思いますが、「レバンガ☆SAPPORO」は、まだ何かに特化した選手はいないと考えています。

── チームの采配は、誰かがリーダーシップを取ってやっていますか?それとも、みんなで決めていますか?

きょうま:基本的には、みんなで決めています。開幕戦の出場選手は、4人で決めました。(2018年4月28日時点)

── 個々の良さも含めて、どういうところが「レバンガ☆SAPPORO」の強みだと思いますか?

きょうま:「Tatsuno」選手は、ツイッターのフォロワー数が多いので、情報発信による影響力があります。

「真春」選手は、「シャドウバース」内のローテーション※12のランキングで1位を取ろうとしているので、「真春」選手の知名度を活かして「レバンガ☆SAPPORO」の知名度も上げられると思います。

「さわさき」選手は、「RAGE 2017 winter」のプレーオフに進出していたり、「シャドウバース」非公式のゲーム大会で実績を残している選手なので、心強いですね。

まだ出来たてのチームですが、個々の強みは十分にあるので、今後話し合いをしながらチームの強みを探していければと思います。

── どのようなチームにしていきたいですか?

きょうま:一番大事なのは、「レバンガ☆SAPPORO」のチームメンバー4人が一致団結してやっていくことだと思います。

今後、4人で練習をして「プロリーグ」で勝っていきたいと思います。

また、「シャドウバース」やeスポーツの普及活動など、みんなで出来ることを一つ一つやっていきたいと思います。

── ゲームをやってきて良かったと思える場面はありますか?

きょうま:僕は、とても負けず嫌いで、対戦ゲームをしている時が一番自分らしくいられます。感情をあらわにできるタイミングは、日常生活ではなかなか機会がないので、対戦ゲームをやれる環境があることは良かったと思います。

── ちなみに、このプロチームには負けたくない、この選手には絶対に勝ちたい、などはありますか?

きょうま:僕が負けたくないと思う選手は、「名古屋OJAベビースター」に所属している「SOS」選手※13です。

「SOS」選手と僕は、何度かゲーム大会の会場で話していて、「SOS」選手は、いつ見ても笑顔で、パワフルな人だと思っています。知り合いだからこそ負けたくないですし、僕が勝つことで「SOS」選手の悔しそうな顔を見てみたいですね(笑)。

積極的にみんなと楽しめるイベントを企画していきたい

── 「きょうま」選手は、2018年5月19日にイベントを開催するそうですね。

きょうま:2018年5月19日に横浜国立大学の学園祭で「シャドウバース バトルシティ」というイベントを開催します。僕は横浜国立大学の卒業生なので、母校でイベントを開催できるのは、とても嬉しいです。

イベント参加者には、事前に僕のツイッターのDM※14グループに入ってもらいます。

イベント内容として、参加者に同じ枚数のチップを渡し、大学の敷地内に散らばってもらいます。ネームプレートを付けた人同士が出会ったら、勝負をします。ゲームに勝った人は、負けた人からチップをもらい、チップを一番多く集めた人が優勝です。

さらに、僕自身が時間限定で特定の場所に出現し、参加者は僕に勝てばチップ5枚をゲット、などの企画も設けようと考えています。

(「きょうま」選手のツイッターから引用。引用元URL:https://twitter.com/gogojade/status/991969936200286209)

▲「きょうま」選手が主催するイベント内容。興味がある人は、イベントに参加してみよう。

── 楽しそうですね!

きょうま:これからも、参加者に楽しんでもらえるイベントをたくさんやっていきたいと思っています。

── プロゲーマーとして、「きょうま」選手が果たす役割はどういうものだと考えていますか?

きょうま:僕が考えているプロゲーマーとしての役割は、2つあります。

1つ目は、「プロリーグ」の試合で、勝利に全力を尽くすことです。僕らプロゲーマーが、勝ちにこだわる姿勢を見せることが、「プロリーグ」を視聴している人の楽しみにもつながると思っています。

2つ目は、「シャドウバース」の普及活動です。今後、動画配信やイベント企画などの活動を通して、「シャドウバース」をやりたい人が増えるようにしていきたいです。

── eスポーツは、どのような未来になると良いと思いますか?

きょうま:僕が大学までやっていた囲碁は、町中に道場や教室などがありました。囲碁道場では、囲碁が好きな人が集まり、みんなで練習をしています。

ゲームでも、少しずつゲーミングスペースが出来上がっていますが、ゲームごとにゲーミングスペースのようなものが出来上がり、そのゲームが好きな人が集まって楽しんでいる、という未来になると良いと思います。

── 最後に、今後の目標と意気込みを教えてください。

きょうま:僕は、勝負の世界でプロになりたいとずっと思っていました。「シャドウバース」のプロゲーマーになったことで夢を叶えられたのは、本当に嬉しいです!

今後、僕が「シャドウバース」を楽しむ気持ちを忘れずに、そして、プロゲーマーとして良いプレイを見せることで、「プロリーグ」を見に来てくれる視聴者を楽しませたいと思います。

また、常に「シャドウバース」を楽しんでいるユーザーが何を求めているのかを考えながら、イベントを開催していきたいと思います。



※1 RAGEシャドウバースプロリーグ:株式会社CyberZが主催するプロゲーマーのみのリーグ戦。リーグ戦は、プロチーム同士がそれぞれに対戦を繰り返し、対戦結果を総合した成績によって順位を決定する対戦形式。正式名称は「RAGE Shadowverse Pro League」。(RAGEについては後述)

※2 シャドウバース プレミアカップ:株式会社Cygamesが主催する「シャドウバース」のゲーム大会。正式名称は「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」。

※3 Tatsuno選手:「シャドウバース」で、「レバンガ☆SAPPORO」に所属しているプロゲーマー。

※4 真春選手:「シャドウバース」で、「レバンガ☆SAPPORO」に所属しているプロゲーマー。

※5 さわさき選手:「シャドウバース」で、「レバンガ☆SAPPORO」に所属しているプロゲーマー。

※6 スーパーファミコン:任天堂株式会社が1990年に発売した家庭用ゲーム機。

※7 NINTENDO64:任天堂株式会社が1996年に発売した家庭用ゲーム機。

※8 大乱闘スマッシュブラザーズ:任天堂株式会社から発売された対戦アクションゲームの総称。

※9 マリオカート:任天堂株式会社から発売されたアクションレースゲームの総称。

※10 RAGE:株式会社CyberZが主催するゲーム大会。「シャドウバース」は、3ヶ月に一度の大規模大会と年に一度の世界大会を開催している。

※11 2Pick:その場で引いたカードを用いて、即席で作ったデッキにて試合を行う対戦方式のこと。

※12 ローテーション:「シャドウバース」内の最新の5つのカードパックと、ゲーム開始時から所持していたり、メインストーリーやミッションの報酬などで入手できるカードのみでデッキ構築をして対戦するルール。

※13 SOS選手:「シャドウバース」で、「名古屋OJA ベビースター」に所属しているプロゲーマー。

※14 DM:ダイレクトメッセージの略。非公開で会話が出来る方法。ツイッターでは、最大50人でダイレクトメッセージが可能。

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