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プロゲーマーまでの軌跡、そして一番に応援してもらえるチームへ

【GAMERS LIFE】プロゲーマーまでの軌跡、そして一番に応援してもらえるチームへ

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2018年、本格スマホカードバトル「シャドウバース」で突如発表されたプロリーグ発足とチームメンバーの募集。今回は、よしもとLibalent所属、RAGE Vol.5で優勝したSurre(読み方:サレ)選手にインタビューを決行。プロリーグにかける想いや覚悟、そしてチームリーダーとしての考えをお伺いした。

プロフィール

Surre

プロチーム「よしもとLibalent」所属。本格スマホカードバトル「シャドウバース」で2017年RAGE Vol.5で優勝、同年の世界大会では4位という輝かしい成績を収めたプロゲーマー。よしもとLibalentではリーダーを務め、チームをまとめる役割を果たす。世界のプレイヤーからも愛される、人気の高い選手だ。
Twitter:https://twitter.com/surre_sv

シャドウバースはどんなゲーム?

「フォロワー」、「スペル」、「アミュレット」という3種類のカードで40枚のデッキを編成して戦う、デジタルトレーディングカードゲーム。
定期的に公式の大型大会が開催され、年に1度の世界大会も開催されている。2018年はプロリーグの発足もあり、スマホゲーム業界の新しい形を作りあげようとしているゲームの1つだ。

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Surre ロングインタビュー

家族との絆がSurre選手を強くする

── 小さい頃はどういう少年だったんですか?

Surre:僕2歳からピアノをやっていたんですよ、中学生まで。けっこうスパルタ教育で、絶対5時が門限だし、夜は絶対ピアノの練習だし週末はレッスンで、コンクールもあって。ピアノ漬けの毎日を過ごしていたので、その道に進むのかな?と思っていました。真面目にやっていたらピアニストになれたかもしれないですけど、ただ、カードゲームを覚えて、厳しいながらも、夕方までは友達と遊んで、カードしたりとかゲームしたりとかでしたね。

── 親がピアニストとかだったんですか?

Surre:全然違います。

── ピアニストにさせたかった?

Surre:というわけでもないですね。僕がピアノやりたいって2歳ながら発言したらしくて、それを親が飲み込んで、あれやこれやとやっているうちに本格的になって。けっこう有名な先生にも教わったり、家にもピアノが2台か3台あって。実際に妹がその道に進んだんですよ。一緒にやっていたんですけども、妹はピアニストとして名乗れるくらいにはなっていて。

── え!すごい!

Surre:かなりピアノ漬けの生活を送っていましたね(笑)

── その時期からカードゲームに触れる機会があったんですね。

Surre:そうですね。小学校低学年の時から夕方までと決められつつも、友達と遊んでいましたね。

▶Surreさんゲーマーの始まりや2017年世界大会後の話を掲載中!

── 今は音楽とは関わりのあるご職業なんですか?

Surre:いえ、全然関わりはなくて、今までは建設業を行っていました。

── 今まで、というと…やはり今回のプロゲーマーからプロ1本でやっていこうと決意されたということでしょうか?

Surre:そうですね!…めちゃくちゃチャレンジャーですよね(笑)ただやっぱりそれくらいの誠意というか熱意を見せないと採用してもらえないんじゃないかと思っていたので、自分である程度縛りをつけて、応募する段階で「(今の仕事を)退職します、関東に引っ越します」という条件を書いて送りました。仕事しながらは絶対に無理なので、今まで働いていた業種は少なくとも辞める必要がありましたね。専業は必須条件ではないものの、その覚悟と意志を見てくれたのかな?と思います。

── 奥様はそれに賛成してくれたんですか?それとも反対?

Surre:反対は一回もなかったです。徐々に話が進むにつれてノリノリになって(笑)「やった!都会民か〜」みたいな。まだ全然決まっていない段階から。そういう妄想が広がってて、楽観的でしたね。ただ反対されていたら、僕はキッパリ諦めていました。最初は生活も安定しないでしょうし。ただそこは快く賛成してくれたので。2人でノリノリでしたね。

── 聞いてると、ホントいい奥様ですね!

Surre:そうですね。ほんといい奥さんです。さすがに子供がいたら無理でしたけど(笑)

── 実家のお父様、お母様はプロゲーマーのことはどういう反応でしたか?

Surre:最初は「実家捨てるの?」というような反応だったんですけど、僕が一回言ったら曲げないような性格だってことは分かっていたので、途中からは応援する立場になってもらって、いろいろ物資とか引っ越し用の準備をしてくれたり。今回の引っ越しも手伝ってくれるんですよ。

── お優しいですね。

Surre:そうなんですよ。もう反対している人は今はいないですね。家族も親戚も。

── 協力体制が築かれていますね。もともとゲームは好きだったと想いますが、プロになるというのは考えたことはありましたか?

Surre:なかったですね。リーグが発表されて初めてでした。それで食べていく気もなかったですけど、今の仕事柄RAGEなどに定期的に毎回参加することは難しかったので、今後のあり方次第では、仕事を辞めるとまではいかずとも、転職とかっていう考えは一時あったりはしました。それでもプロっていう発想はなかったですね。賞金は少し稼げたら嬉しいなぁというくらいで。

── RAGE Vol.5でもらった賞金は、今はどうしているんですか?

Surre:買った車のローンを支払ったりなどの必要な部分は使いましたけど、残った分は貯金してますね。

熱意と覚悟を全面に押し出してプロゲーマーへ!

── 今回、よしもとLibalentの所属になったかと思うのですが、このチームに応募したきっかけは?

Surre:そうですね、やっぱり僕の場合は自分だけじゃないので、一番安心して自分を押し出せる、生活も一番安定していそうなところっていうのを考えていました。よしもとLibalentさんは、大きなスポンサーさんもいるし、チーム代表の西田さんのお話を聞いた時もこのチームだったら安心できるなという感覚がありました。プロゲーマーとして活躍した後の仕事のサポート、セカンドキャリアのサポートも全面に押し出していたので、そういう面で仕事をやめて、関東に引っ越してきてもこのまま生活できそうだなと思って。とはいえ、入れば保証されるわけではないので結局は自分の頑張り方次第だとは思うんですけど、一番身を預けられるなと思って、応募しました。

── 選考のときに気をつけていたことってありましたか?

Surre:やっぱり熱意と覚悟を見せることが大事だと思っていて。エントリーシートを書く時も、全面に押し出して送りました。周りからは「Surreを落とすやつはいないよ」とは言われていたんですけど、僕はもうヒヤヒヤで。もう少し自信があれば、職場の方々にも言っていたとは思うんですが、内定いただくまでは誰にも言わないように、家族くらいにしか言わないような状況でした。ただ、プロになったときにすぐ動けるように、関東の不動産にお話したりとか、準備はしていましたね。

── 書類を送った時はまだ辞めるというのは決まっていなかったんですね。

Surre:そうですね。内定いただいたのが4月の頭だったんですが、その次の日には会社に連絡をして、社員さんたちにも言いました。けっこう仲のいい社員の方は去年の活躍ぶりを知っていた人もいたので、「頑張れ頑張れ!ここがチャンスだよ」みたいな感じで応援してもらえましたね。

── プロになったことによって、周りの環境は一変してますか?

Surre:マネージャーさんがついたりとか、発言の部分は責任が大きくなりましたね。今まで遊んでいたシャドウバースとはちょっと別の世界に入ってきたな、という感触はあるんですが、まだ大きく変化はないかなとは思います。

── RAGE Vol.5で優勝したことによって解説などにも出るようになったかと思うんですが、その時の方が変わりましたか?

Surre:そこはめちゃくちゃ変わりましたね。番組やゲストなどで出演させていただけることも多かったです。毎週のように、東京に行って、大阪に行って、台湾に行ったり。最初のうちは、ちょっと時代が来たなみたいに思ったりはしました。ただ、落ち着いてくると、仕事しながらでも続けられそうだったので、やっぱりこの程度か、というのはありましたね。シャドウバースだけで食べていくのは無理だな、と。

── 冷静に見直したんですね。

Surre:ですね(笑)やっぱり1ヶ月くらいは浮かれていた部分もあって。いろんなところから声がかかるし。RAGE優勝とプロゲーマーを比較すると、RAGE優勝した時のほうが生活に変化はありましたね。

── 今までの経験で、前に出る機会も多かったと思うんですが、その経験は何か活かせそうですか?

Surre:ちょっとは慣れてきているので、卒なくこなすことはできるかなとは思っていますね。

── これから配信活動とかもされていくんですよね?

Surre:そうですね。それがメインになるかなと思います。配信活動については、そんなにやったことはなくまだ慣れてはいないんですが、チャンスをいただいているので、がんばっていこうと思っています。

── 今は何時間くらいゲームをしていますか?

Surre:トータルで見たら、多分3時間くらいシャドウバースをやっていると思います。ただ、仕事をやりながらだったので、少ない方だと思うんですが、今後はもうそれが仕事になるので、毎日起きているうちはずっとやりたいくらいです。ちょっとまだ追いついていない部分もあるんですよ。仕事をしていたので練習量も足りない部分もあって。これからは、まずは追いつけるようにがんばりたいと思います。

一番応援してもらえるようなチームにできたらいい

── 同じチームになったメンバーの第一印象はどうでしたか?

Surre:強いチームだなと思いました。このチームなら勝てるなぁと。

── 全員知っていた方でした?

Surre:keisuke3は名前は知っていたんですがお話するのは初めて。けんぴもツイッターではフォローしあっている仲だったんですが、実際にお会いしたのは初めてでした。けんぴさんは、非公式の大会でも優勝したことがある実力のある選手なので安心感がある。強い人が集まったなっていう印象でしたね。よしもとなのでどういう人を取るのか、ちょっと不安なところもあったんですけど(笑)

── やっぱりよしもとって聞くと、ちょっとエンタメ寄りなのかな?って頭をよりぎますよね。

Surre:ですね、だから僕も受かるか心配だったところもあるんですけど。まずは勝つっていう方針だったので、良かった!と思いました(笑)

── 同じチームにはふぇぐさんもいますね。

Surre:たまたま一緒の所に応募することになったんですけれども。最初はライバル増えたな、と思って不安な部分もあったんですけど、元々仲が良かったところもあるので、チームになってやりやすいなっていうところはありますね。

── もう全員と顔合わせは済んでいるんですよね。練習はどうですか?

Surre:練習は、まだ住んでいる場所がバラバラなので、LINEのグループでデッキを共有したり、Discordで通話しながら対戦したりというのはやっています。

── 大体もうこの戦略、この戦術で行くというのは決まりつつありますか?

Surre:そうですね。keisuke3はほとんど2Pickしかやらない方なので、ずっと担当することになるとは思います。

── じゃあ他はローテーションを組む形ですか?

Surre:そうですね。

── keisuke3選手が2Pickで有名なのは、プロチームの方々は全員知っていることだとは思うのですが、対策面は大丈夫そうですか?

Surre:本当にそれしかやっていないというのもあり、極めているという感じなので大丈夫かと思います!

── けっこう役割ははっきりしているんですね!分析は誰などの役割分担はあるんでしょうか?

Surre:けんぴさんは東大卒なので、僕らがデータとして出せない部分は全部お任せしようと思っていて。盛り上げ役はふぇぐ君がやっぱり適任だと思うので。僕はリーダー任されているのもあるので、そういうところをまとめていけたらと思っています。

── けっこう役割分担もされていて、強い印象ではありますが、そうは言ってもここが「よしもとLibalent」チームの強み、というのはありますか?

Surre:ふぇぐ君も僕も大きな舞台で戦ってきているので、リーグ戦だからと言って緊張して本来の力が出せないというのはないと思うんですよ。本番に強いというか、そういうところが強みかもしれないですね。この辺についても、リーグ戦が始まるまでに詰めていけたらいいなと思いますね。

── 今後どういうチームにしていきたい、というのはありますか?

Surre:やっぱりよしもとLibalentという看板を背負っているので、ただ勝つだけじゃなくて試合の内容でもいいですし、試合が終わった後のインタビューとかでもいいんですが、ちょっとふんわり笑いを取れるくらいのエンタメ性がないといけないのかなってちょっと思っていたりして。求められてないかもしれないんですけど。やっぱりそういう方向性は大事にしていきたいと思ってます。

── そういう笑いがあると、大会自体が盛り上がりますよね!

Surre:そうですよね。応援したくなるなっていう人も増えるかもしれないので、大事にしていきたいですね。

── Surreさんにしろ、ふぇぐさんにしろ、もう固定ファンはついていますもんね。

Surre:ありがたいことに少しはいらっしゃると思うので大事にしつつ、新しいファンも獲得したいですし、一番応援してもらえるようなチームにできたらいいですね。

── ちなみに、このチームには負けたくない、この選手には絶対に勝ちたい、などはありますか?

Surre:ん〜Enjuさん。僕とEnjuさんしかRAGE覇者はいないので、まずはEnjuさんには負けたくないなと思いますね。

── なるほど!ちょっと話が逸れるのですが、昔、勝ったときに一番嬉しかった選手はいますか?

Surre:「ま」選手ですね。

── それはいつの話ですか?

Surre:RAGE Vol.5のDAY2の最終戦で、勝っても負けてもプレイオフには進出出来るという試合です。ま選手もかなり強い方なので、負けるならここだなと思って、気兼ねなく戦った試合だった。背負うものもなくて。そこで勝てたことによって、一気に火が付いて、その後も負けずに決勝でも負けることなく優勝できたというのがあるので、かなりのキーポイントだったと思っていますね。

プロリーグが長く続くこと、そして大きくすることは僕らの役割

── 今までゲームを通して学んだことや人生の役に立ったことは何かありますか?

Surre:その趣味の中で友達の輪が広がったことが大きいですね。地元の友達だけじゃなくてゲームをしていて知り合った友達もたくさんいて。今じゃゲームで知り合った友達の方が多いくらいなんですね。全国、世界中にその輪が広がったというのは、かなり大きいことですよね。

── Surreさんと言えば海外の選手から慕われているイメージがあります。

Surre:たまたま海外でシャドウバースがリリースして、賑わってきたくらいの大型大会だったので、海外で見てくれている人も多かったからだとは思うんですが。

── 海外で仲のいい選手はいらっしゃるんですか?

Surre:言葉が通じないのでなかなか難しいのですが、韓国の方は日本語も喋れたりするので、お話することは多いですね。ツイッターも日本語で話しかけてくれるので。SilentSlayer選手やyau選手あたりは、ソウルメイトかなって思ってますね!笑

── ありがとうございます!今チーム戦と個人戦を語っていただきましたが、プロゲーマーとして、プロとしての役割とはどんなところだと思っていますか?

Surre:やっぱりシャドウバースの魅力をみんなに届けることじゃないかなと思っていて。僕らが初心者に教えることも大事だとは思うんですけれども、シャドウバースのゲーム性や面白さを少し分かってきて、わざわざ試合に足を運んでくれる人たちに納得のいくプレイを見せるというか。やっぱりプロだなと納得してもらえるような、みんなの見本になれるようなプレイヤーになりたいですね。

── 今後、どんな未来になってくれたらいいなと思いますか?

Surre:まずは長く続いてくれること、尚且つチームが増えて8チーム、12チームなど、増えていって、1年通していろんなプレイヤーが交える大会になったらいいなと思います。僕らとしてもますますやる気が出ると思うので。高望みかもしれないですけど、そうなってくれたらいいなと思いますね。

── その中で出来ることはどんなことだと思いますか?

Surre:まずは僕ら16人は一期生なので、良く運ぶも悪く運ぶも自分らの力次第かなと。僕らががんばれば伸びるし、僕らが何もしなければ伸びないし、そういう所ではかなり柱になるのでは?と思っていますね。

── ありがとうございます。今後の目標と意気込みを教えてください!

Surre:まずはリーグ優勝を目指して練習に励みたいと思います。これを本職とするわけなので、今まで以上に練習や配信活用、番組、プロモーション活動も含め、本格的にやれたらなと。もちろん優勝もそうなんですけど、スポンサーさんの名に恥じぬように、よしもとLibalentらしさを出していけたらなと思います。


以前のインタビュー記事も掲載中!こちらも合わせてご覧ください。

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