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プロゲーマーが天職、Enjuとチームの魅力を探る

【GAMERS LIFE】プロゲーマーが天職、Enjuとチームの魅力を探る

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2018年、本格スマホカードバトル「シャドウバース」で突如発表されたプロリーグ発足とチームメンバーの募集。今回は、DetonatioN Gaming所属、RAGE Vol.4で優勝したEnju選手にインタビューを決行。カードゲームへの愛やプロゲーマーに対する意気込みなどを伺った。

プロフィール

Enju

プロチーム「DetonatioN Gaming」所属。本格スマホカードバトル「シャドウバース」で2017年RAGE Vol.4の優勝を果たしたプロゲーマー。カードゲームをこよなく愛し、ゲーム大会の経験も豊富な選手。
Twitter:https://twitter.com/Enju_shadoba

シャドウバースはどんなゲーム?

「フォロワー」、「スペル」、「アミュレット」という3種類のカードで40枚のデッキを編成して戦う、デジタルトレーディングカードゲーム。
定期的に公式の大型大会が開催され、年に1度の世界大会も開催されている。2018年はプロリーグの発足もあり、スマホゲーム業界の新しい形を作りあげようとしているゲームの1つだ。

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Enju ロングインタビュー

店舗大会でカードゲームの腕を磨く

── 小さい頃はどういう少年でしたか?

Enju:中学校の頃くらいですかね?部活ばっかりやってる少年でした。小学生の時は家族でスノボに一緒に行ったりしていました。中学入ってからは野球部になったので、休日とか練習があるじゃないですか。それでスノボも行けなくなって、野球ばかりやっていました。

── ゲームに触れたのはいつくらいですか?

Enjuゲームに触れたのは、高校二年生くらいですね。

── 意外と遅くなんですね?

Enju:そうですね。周りのシャドウバースのプロチームに所属している方に比べると遅い方だとは思います。

── その時はどんなゲームをやっていたんですか?

Enju:初めてやったのはカードゲームですね。その時まではまったくカードゲームには興味がなかったんですけれども、文化祭の時に店当番とかやるじゃないですか。その時に裏方をやっていて、少し暇だったんですね。周りの友達がやっていて、暇だから俺も混ぜてって言ってハマっちゃったんですよね(笑)

── そうなんですね。そこまではほぼゲームはやってこなかったというのが驚きです。

Enju:個人的には好きだったんですけど、親がけっこうゲーム反対派で厳しい家庭だったんで、あんまりできなかったというのはありますね。だから、高校二年のときにはじめてからは親にバレないようにコソコソやってましたね(笑)それでもバレて、2回くらい捨てられました。

── レアカードも!?それは悲しいですね…。コソコソやっていたとは言えど、けっこう長い時間やっていたりもしたんですか?

Enju:めっちゃやってましたね(笑)友達の家とか、学校とかで。学校もゲーム禁止だったんですけど、それもコソコソ先生にバレないように休み時間にやったりとか。放課後、カードショップに行ってやったりだとか。

── 当時、大会には出たことはあるんですか?

Enju:大会はかなり出てましたね。店舗大会なんですけど、毎週3回くらいは出ていました。地元に3店舗くらい行きつけのカードショップがあって、毎週行われるのでそれに順番に行っていたという感じです。

── 戦績はどうだったんですか?

Enju:かなりいい方だったと思いますね。大体勝っていたので。

── そうなんですね。当時の店舗大会で戦っていた友人は今も仲がよかったりするんですか?

Enju:あ〜、もう連絡は取ってないですね。学校でやっていた友達は未だに仲がよくて連絡は取り合っているんですが、店舗で会っていた人たちはハンドルネームと年齢しか知らない状態で仲良くなっていたので。

── そうだったんですね。もしかしたら、今Enjuさんがシャドウバースで出ているから、その当時戦っていた人達が「あれ?」って思っているかもしれないですね(笑)

Enju:かもしれないですね(笑)

── 当時と名前は一緒なんですか?

Enju:名前は変えてます。

── ちなみにさっきご両親の話も出てきましたが、現在、ご両親はプロゲーマーになることについては、どのように考えているんですか?

Enju:今はもう受け入れてくれてるというか、昔からゲームが好きなことは分かっていたんですよね。ゲームをやっていると「ゲームでご飯を食べていけるのか」ってなるんですよ。「それでも生活していけるなら全然いいけど、それで生活していけないよね?」というのが今までの親の考えだったんです。けど、実際お給料もいただけるようにもなって、eスポーツということ自体も知りだして、少しは理解してくれているのかなって。今では応援してくれるようになりました。

ゲームに自信。Enjuとチームの魅力とは。

── シャドウバースとの出会いは、どういったタイミングだったんですか?

Enju:学校の友達とSkypeで話していて、友達はゲームの最新情報にすごく詳しいんですね。僕はあんまり詳しくなくて。その友達がCygamesから新しいカードゲームのアプリが出るというのを聞いて。周りはすごく盛り上がっていたんですよ。ただ、僕はその時は全然興味がなくて(笑)最初やっていなかったんですよ。でもSkypeに入る度にみんながシャドウバースの対戦をしているんで、寂しくなっちゃって、僕もやってみようかな〜と思って始めたのがきっかけですね。最初はそんなに乗り気じゃなかったんですけど(笑)

── 乗り気じゃなかったんですね(笑)それなのに、なぜプロゲーマーになるまでハマっちゃったんですか?

Enju:やっぱりカードゲーム好きなんですよね。今までリアルなものでカードゲームをやっていたんですが、友達と会わないとできなかったりするので、あまり対戦ができてなかったんですよ。でも、シャドウバースだったらオンラインでいっぱい遊べますし、地方にいる友達とも対戦出来るので、それがハマった要因ですかね。

── RAGEにはいつから出られてるんですか?

Enju:RAGE Vol.4からですね。

── Vol.4で初めて出て、優勝しちゃったってことですか!?

Enju:そうですね(笑)まったく優勝できるとは思っていなかったです。

── ちょうど優勝してから1年くらい経つと思うのですが、今振り返ってみるとどうですか?

Enju:あの時も優勝して400万円獲得する、みたいな考えはまったくなくて、昔やっていた時みたいに、ちょっと大会出てみようかなくらいの考えで出たら、スイスイ行っちゃって。ファイナリストになったら、さすがに勝とうと思うようになりましたが。そこから一生懸命練習して、優勝したという感じですね。

── 最後の決勝試合がSOSさんだったんですよね。SOSさんとは今交流があると思うんですが、その当時は見知った仲だったんですか?

Enju:いえ、まったく。僕、シャドウバースの界隈の方まったく知らなくて、ま選手とふぇぐ選手くらいしか知らなかったです。

── SOSさんはその当時、すでに有名でしたよね。

Enju:そうみたいですね。それも全然知らなくて。

── 知らないからこそですね(笑)背負うものもなくできた。

Enju:そうかもしれないですね。対戦中もめっちゃ気楽にやってましたからね。僕なんかのこと誰も見てないし、みたいな感じでやって。SOSさんはけっこう注目されていたから、そういった緊張感もあったとは思うんですが。僕はいつもどおり練習している時みたいにやっていたので。

── そういうことも相まって、優勝できたってことなんですね。ちなみに優勝賞金が400万円出ましたが、もう使いました?

Enju:いえ、全額貯金してます。貯金が趣味なんで(笑)

── (笑)優勝してから、解説などで前に出る機会も増えていったと思うんですが、大舞台でお話するということはもう慣れましたか?

Enju:あんまりですかね。正直喋るのは苦手なんですよね。

── そんな風には見えないですが…。

Enju:うまいこと喋ろうとしすぎるんですかね。やっぱり、解説席にいると、kuroebiさんや友田さんたちってめちゃくちゃ喋りが上手いじゃないですか。あんな風に喋ろうとするんですけど、全然しゃべれない感じで。めっちゃ緊張もします。下手したら対戦している時より、解説している方が緊張しているかもしれないです(笑)ゲームに関しては自信があるので、気持ちの面なのかなとは思いますね。自信のあることには胸張っていけますし。解説の方はあんまり自信がないというか…。

── ゲームが出来るというのと、解説というのはまたちょっと違うんですね。

Enju:そうですね。プレイを見て解説するじゃないですか。僕の場合は見入っちゃうんですよね。自分ならこうするというのを頭の中で考えてしまう。他の人はそれを口にして喋っているんだと思うんですが、僕の場合は、自分が考えているものと違うプレイをした時などに「なんでこういうプレイをしたのか」をずっと考えるんですよね。

── なるほど…!

Enju:「そういうことも全て言ったらいいんじゃないかな?」というアドバイスをもらったりもするんですが、どうなんですかね?でも、楽しいんですよ!そういうお仕事いただくのは。自分の勉強にもなりますしね、他の方のプレイを見てそういう考え方もあるんだな、というのを学べる。

── 今お仕事もされているとは思うのですが、プロゲーマーとお仕事は両立する予定ですか?それともプロ1本ですか?

Enju:プロ一本にしました。毎週ですから厳しいと思ったのと、調整時間もありますからね。

── 毎日どのくらいシャドウバースはやっていますか?

Enju:プロになる前は平日は2、3時間くらいやって、休日何もなければ1日中やっていたりだとか。けっこう気分でやったりやらなかったりもあるので。やりたい時にやって、やりたくなくなったら辞めて。

── そうなんですね。今チームになりましたが、プロチームとしてはどのくらい練習をするようになりましたか?

Enju:まだ0ですね。みんなとはまだ調整は行っていないですね(4月28日時点)

── なるほど!顔合わせはしているんですよね。チーム3人の印象はどのような感じでしたか?

Enju:Shinkey選手とcross7224選手はすでにDetonatioN Gamingのプロゲーマーとしてやっていた方々でしたので、きっと入ってくるんだろうなぁとは思っていました。ミル君はプレイオフに進出していたりもするので、納得かな、とは思いましたね。

── できたてのチームだとは思うんですが、どういうところがチームの強みだと思っていますか?

Enju:それぞれが、すごく実力のある選手だと思っているので、それぞれの個性を出していければいいんじゃないかなと思います。デッキ構築に優れた人だったり、すごくアベレージが高い人が集まっているので、それぞれの強さが出せるいいチームなんじゃないかと思います。

── 所属チームに応募したきっかけは?

Enju:プロリーグが発表されて、月30万円もらえるなら挑戦したいなぁと思ったんで応募しました。DetonatioN Gamingさんの説明を聞いた時に、一番大会に対しての意気込みというか、絶対に勝つぞというような感じが受け取れたので、自分に一番合っているチームはこのチームだな、と思いましたね。

── 選考の時に気をつけていたことは何かありますか?

Enju:言葉遣いくらいですかね(笑)という冗談は置いておいて、一応実績もあるし、いけるだろうとは思っていたんですが、全然書類審査の通知が来なくて、周りのプロチームを受けた子達はもう通知が来てるというのを聞いていたんで、内心焦ってましたね。「あー落ちたかな」と。2次募集のことも考えていて。落とされたら次どこに行こうかなと。でも、なんとか通知が来て、少し安心しましたね。かなりギリギリだったのもあって絶対落とされたと思っていたので、相当悩んだのかなぁと、1人で考えていました。

── 恐らく遅かっただけですね(笑)本人的にはもうヒヤヒヤものですが。

Enju:後からマネージャーさんに聞いたら遅かっただけです、という話だったので安心しました。

── なんだか話を聞いていると、Enjuさんは面白い人だなぁと思いますね(笑)天然系というか。

Enju:天然って本当に昔から言われるんですよ!自分ではしっかりしているつもりなんですけどね。

── そんな天然なところも魅力の1つだと思います(笑)さて、話を戻して、チームの3人に比べると、前に出る機会も多かったと思いますが、そういった経験を今後どのように活用していきたいですか?

Enju:ある程度周りの方もそういう経験をされていますよね。経験されてない方に比べたら場馴れはしていると思うので、あまり緊張もせず冷静なプレイができるんじゃないかなとは思います。

── けっこう注目もされると思うんですが、緊張はしそうですか?

Enju:僕いつも対戦前にめちゃめちゃ緊張するんですよ。多分プロリーグが始まっても、対戦前は緊張しますね。

── 緊張をほぐす自分なりのルーティンみたいなものってありますか?

Enju:そういうのがないんですよ。何しても緊張するので。でも試合が始まったらまったく緊張しないので、早く試合始まらないかなっていう気持ちですね。登場シーンがめちゃめちゃ緊張するんですよね(笑)

── すごく豪華なセットですもんね。ちなみに、このチーム、この選手には絶対に負けたくない、というのはあるでしょうか?

Enju:一番気になるのはよしもとLibalentさんですね。ファミ通CUP王者のふぇぐ君とRAGE王者のSurreさんがいらっしゃるので、意識せざるを得ないかなと思いますね。2Pickとかふぇぐ君は自信ないとか言っていますが、やったら絶対出来るんですよ。誰がなにで来ても対応出来るようにしておかなきゃいけないなぁと考えていますね。

プロゲーマーは天職

── ゲームで人生は変わりましたか?

Enju:そうですね。シャドウバースで人生は変わりましたね。お給料をいただけてやるということなので嬉しいですよね。天職だと思ってます

── 今回プロゲーマーになって、責任のある立場にもなったかと思いますが、自分が果たす役割はどんなものだと考えていますか?

Enju:プロリーグ優勝にチームを導くことが第一の目標かなと思っています。

── プロゲーマーになって、今後eスポーツはどんな未来になっていくと思いますか?

Enju:eスポーツ自体を知らない方が日本だと多いと思うんですよね。実際僕自身もRAGE Vol.4に出るまで知らなかったんですよね、eスポーツって言葉自体を。まずはシャドウバースのプロリーグをどんどん盛り上げて、それを通してeスポーツ自体を知ってもらうってことですかね。僕らの対戦を見てもらって、シャドウバースをプレイしたいなと思ってもらえるようなリーグにしていきたいなと思います。

── 今後の目標と意気込みを教えてください。

Enju:プロチームとしてはプロリーグを優勝すること、僕個人としてはRAGE2回目の優勝をしたいなと思いますね。RAGE優勝をしたら、世界大会リベンジしたいと思います!去年は負けちゃいましたからね。めちゃめちゃ悔しかったんですよね。世界大会のために、かなり時間を削って練習をしていたので、かなりショックで。負けた後1ヶ月はシャドウバースを開くのが嫌になってしまっていました。2月からRAGEの情報が出だして、やっぱりRAGEの情報を聞くと、やりたいって気持ちが出てきたので、シャドウバース好きなんだなぁと再確認して練習に励んだという感じです。

── 個人戦ではこの人には負けたくないというのはありますか?

Enju:参加者がたくさんいるので、なんとも言えないところもありますが、SOS選手には負けたくないなとは思いますね。RAGE Vol.4では僕が勝ちましたけど、世界大会では負けちゃっているので1勝1敗中です。(4月28日時点)けっこうSOSさんと僕の試合が見たいって言ってくれる方もいらっしゃるので、SOSと当たったらいい試合がしたいですね!

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